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2007.01.01 (Mon)

TSS/CTL/ATL/TSB estimation using HR

某方面のご依頼により。TSS/ATL/CTL/TSB等について全部解説するのは大変なので、この辺をお読みください。
http://www.cyclingpeakssoftware.com/power411/levels.asp
http://www.cyclingpeakssoftware.com/power411/defined.asp
http://www.cyclingpeakssoftware.com/power411/performancemanagerscience.asp

以下、概略だけ。TSS、ATL、CTL、TSBをどう「翻訳」するのかは、あくまで個人の経験とスキルによります。


1. TSS
TSSとは、大雑把に言えばトレーニングストレス(強度×時間)をFTPによって正規化したもの。速い人も遅い人も、同じ相対強度で同じ時間ワークアウトを行ったなら、同じようなTSSを得る。


2. ATL/CTL/TSB
ATL = acute training load (7 d exponentially weighted moving average of daily TSS values)
 .... 直近(~7day)のストレス蓄積値。
CTL = chronic training load (42 d exponentially-weighted moving average of daily TSS values)
 .... 長期的(~42day)なトレーニング効果の蓄積値。
TSB = training stress balance = CTL - ATL
 .... インパルス-レスポンスモデル(フィットネス-疲労理論、二要因説)の考え方により数値化したパフォーマンス値。

ただし同じCTLが同じトレーニング効果を意味する訳でもないし、トレーニングの中身は何でもよい、という訳ではない。例えが正確でないかもしれないが、学習の蓄積と忘却効果を単純に数値化したようなもの。

TSS/ATL/CTL/TSBは、パワーデータとCPSがあれば、自動的に計算可能。


3. CPSを使わないTSS→ATL/CTL/TSBの計算
CPSが無くても、TSS→ATL/CTL/TSBの計算は可能。
下記のExcelシートを使う。自分で日曜大工してもOK。
 http://www.pdxtriclub.org/files/trainingmanager.xls
 http://www.cyclingforums.com/showpost.php?p=2949979&postcount=161


3. HRを用いたTSSの概算
TSSはパワー値から算出するものなので、本来HRからの算出はできない。1) HRとパワー(インテンシティそのもの)との相関は極めて不確実、というのは無論のこと、2) 特に、HRではトラックしづらい(平均パワーとHRの乖離が大きい)Coggan's L5以上のパワーレベルを反映しづらい点もご承知頂いた上で、あくまで、大体、でよければ、概算方法はある。

Wattageのこのスレッドに、いくつかの変換式が提案されている。
http://groups-beta.google.com/group/wattage/browse_frm/thread/e1b39a07586a9ad8/0ca7eca8172dbeaa

George Chester さんによる下式がその一つ。avereage HRは、トレーニングライド全体ではなく、インターバルセッションのON区間/OFF区間に分けて細かく計算した方がずっとマシになると思う。
 TSS = (Average heart rate / LT heart rate) x (duration in minutes) / 100

また、もっと複雑な方法が、上記スレッドの10番目のレスに書かれている。

(EDIT)
ここでも、いくつかの変換式が提案されている。PolarのExertionとの相関についても記述あり。
http://groups-beta.google.com/group/wattage/browse_frm/thread/61a2cff8fa20b58a/df346a13b3d9893e


タグ : トレーニングメニュー

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