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2008.04.06 (Sun)

いまさら LT and Vo2max

Velonews(VN, www.velonews.com)絡みトピックの2/2です。LTやVo2Maxについての諸知識になります。昔どっかで拾ってきて、すでに本ブログのどっかに書いてあるような重複話題も多いですが、年度はじめにはこういうのもいいかなと。

LTの強度というのはCogganさん用語でいうL4、Vo2Maxの強度はL5に相当します。

まず先述のクロフォードさんのこの(差し替え後の)記事。
(1)Power at lactate threshold wins races
http://velonews.com/article/74196/power-at-lactate-threshold-wins-races

経験豊かなクロフォードさん。Burst CapiraryやCNSといった迷信マントラはいったん無視するとして、彼の方針はずばりLT重視。たとえクリテリウム・レーサーであっても同じ。Vo2Maxトレーニングをやっても、LTでのパワーが低ければ意味なし。Vo2MaxトレーニングはダメージがLTレベルよりかなり大きいことも無視できない、そんなことをいっています。理屈は怪しくても、結論は大きく的外れじゃない気がします。


そしてちょっと前、3/28のJason Sumnerさんのこの記事。
(2)The lab rat is loose
http://www.velonews.com/article/73765/the-lab-rat-is-loose
サムナーさん自体はタダのライターみたいですが、彼がBoulder Center for Sports Medicine(BCSM)のNeal Hendersonさん(http://www.bch.org/sportsmedicine/science.cfm/Staff%20Biographies)からコーチングを受けてレースで活躍するぞ!っていう企画モノです。
#ちなみに、BCSMのdirectorはBody Geometryで有名なAndy Pruittさん。

(2)の後半にヘンダーソンさんのQ&Aコーナーがあります。ここが重要です:
<<適訳モードON>>----------
Q1. LTやVo2Maxってどれくらい向上するもんなんですか?
A. エリートアスリートの場合、LTパワーの向上は0.5~1%/週である。1ヶ月でようやく1~2%。すなわち、1ヶ月単位くらいで眺めないと、有意なLTパワーの変化は見出せないことが多い。エリート選手は一時的にせよLTパワーの低下を嫌うが、これは持ち直しにまた時間を要すからである。

もっと一般的にいうと、LTパワーの伸び代は、それまでのトレーニング経験量による。初心者はすぐ伸びるし、エリートは上記の通り殆ど伸びない。たとえ50歳代の選手でも、比較的初心者であれば伸びる実例もある。

Vo2Maxに関しては0~10%変化する。そう、0%の場合もある。一般的には3~7%が期待される。ただし! Vo2Maxはえてして、オフシーズンにベースライン(+0%)にもどり、そこから+3~7%増え、そしてまたオフシーズンにベースラインに戻る、の繰り返しとなる。LTと違って、年次累積的に向上できないということである。

また、減量に成功すれば、相対的なVo2Maxは向上する。


Q2. Vo2Maxに対する標高影響は?
A2. 標高1500mで5%低下、そこから+300mごとに2~3%さらに低下。 (注:これは個人差アリアリで、遺伝的に高地に強い人や高地トレした人はこんなに低下しないはず。)Vo2MaxパワーもLTパワーも、標高に伴って低下するということである。


Q3. 48歳のエキスパートMTBレーサー兼Cat.4ロードレーサー兼マスター・シクロレーサーです。よくあるトレーニングプログラムって、時間がある人向けですよね。私は仕事も家族もあってちょっと無理です。もっと短時間集中型のプログラムで好成績を狙うって不可能でしょうか?
A3. 可能と思います。実例として、NORBAナショナル・マスター45+Age女子チャンピオンのクライアントがいます。彼女は49歳でUCI WCタイトルも獲っています。彼女はフルタイム・ワーカーで、トレーニング時間は6~12時間/週。

一般的には、1~2時間のレース・イベントに対してなら、最低8~10時間/週あればいいと思います。

短時間集中型にするからといって、むやみに強度を上げたらいい訳ではありません。アエロビックな強度のワークアウトを多くし、その中でも強度を上げるときはきっちり上げる。一方、休むときは休む。
中間強度を多くするパターンをよく見受けますが、時間が限られる場合でも、上記のように強度にメリハリをつけることで、好結果が期待できるでしょう。(★)
----------<<適訳モードOFF>>

★のところは、 自分なら「*時間の無い選手が、時間のある選手と同様に*、中間強度を多くするパターンをよく見受けますが、時間が限られる場合でも、上記のように強度にメリハリをつけることで、*それなりの*好結果が期待できるでしょう。」と書きたいかも? 「それなりの結果」と「目一杯の結果」との差が勝負を分ける場合もあるでしょうし、各種トレーニングに対する感受性・反応の個人差もあると思います。

ここでクロフォードさんの経験論が頭に浮かびます。この選手はこのトレーニングをキツく感じる・感じないの差は、なんらかのストレス(クロフォードさん的には、中枢神経系のストレス…)の差となって、最終的なトレーニングボリュームに影響する可能性がある。

野菜を食べられない子供に無理にサラダを食べさせるよりも、細かく切ってハンバーグやカレーに混ぜて食べさせてあげた方が、子供はストレスがない。結果として、より多くの野菜が食べられるかもしれない。これと同様に、トレーニングの組み立てにもマクロ的・全体俯瞰的な視点が必要と思います。


<<以上、今回の2つの記事の結論>>
理論的に最適と思われる方法、過去に旨くいった方法を考慮しつつ、実際に今目の前にいる選手(たいてい、自分自身ですけど)が旨くいく方法を探ることが重要と思われる。

タグ : トレーニングメニュー

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