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2012.01.27 (Fri)

Training in the Obree Way - Chapter 1: What is training? -

AkFLfwTCIAEz7Ay.jpg写真はオブリーさんとは関係ありません。

例のオブリーさんのサイン本を1/3くらい読みました。

この本、レビュー的には色物のオブリー・ファン向け本という扱いです。しかしオブリーさんは良しにつけ悪しにつけ、究極の実践派である。アイデアマンである。世界一をとった人である。その到達した一つの結論として、凄みがあり、読んでしまいます。一人道を究めるとは、こういうことなのだな・・と。ただ、言っていることに科学的な見地でフィルターはかけた方が良いと思います。

大きな特徴は、トレーニングが(1)ミクロサイクル(まぁおおむね1週間の周期)の毎回初日は、フルリカバリ状態でのTTだってことです。
4週間単位とかではなく、1週間単位で常にTT。ある意味ハードじゃのー
 そして(2)マクロサイクル、メゾサイクルの話は一切なし。ピリオダイゼーションとか無し。同時代の名選手クリス・ボードマンのコーチ、ピーター・キーンさんのテキストには、明確にピリオダイゼーションが書かれてましたよね。

1章より:
・「テニスのサーブを上達するベストな方法は、ただテニスをプレイするより、サーブを練習することだ。」オブリーさんは凄まじく自己実践主義なんだが、それがコギャンさんなど理論とデータ派の人達と同じ結論(トレーニングは競技にスペシフィックに行われるべき)に到達している点が興味深い。

・「適切なリカバリ周期の見出しがクリティカル」だと。最初の章にしつこく書いてる。まあ同じようなことを皆言う訳ですが、言うは横山ヤスシだからこそ、看過されがちだからこそ、皆同じことを言うのでしょう。"ワーク・ハード"は実は簡単で、レストを十分とり、かつ間も空きすぎないジャストタイミングで次のハード・トレーニングを行うのが難しい。オブリーさんの場合で、リカバリにある週は2.5日、ある週は4日かかったりしていたと。

背表紙にも大きく「Training is bad for you. 」とコピーされている。オブリーさんの競技人生を通じて、骨に染みてるんでしょうね。リカバリの長さの調整がキーだと。


2章より:
オブリーさんはローラー台マニアですので、この章の前半は、まるまるローラー台について。
・「ローラー台のフライホイールは取れ」…ペダリングスキルのためにそうしろと。うーむ、これはオプショナルだとも書いてあるし、スキップしても良いですか… でも確かにアワーレコード取ってるからね…


5章より:
なんか随分シンプルなことしか書いてない。まぁTT専門家だから、そのためのことしかやってないということか。

・(0)トレーニング周期(ミクロサイクルですね)のはじめは、完全なリカバリ状態になることから。

・(1)周期の始まりは、ローラー台でのTT。フレッシュな状態で行うことが重要である。
 ・・・長さが良く書いてないんだが、章の後半に「周期の始まりはターゲットイベントの長さに応じたTTで」と書いてある。40kなら40k、4kなら4kってことですね。ただ(2)の25mileという記述を見ると、デフォルトはやっぱり1hなんでしょう。

・(2)それから、25 mile(≒40km≒1hour前後)の屋外TT。(1)の翌日なので困難だろうが、実際は(1)とほぼ同じ強度で実施できるはずである。このセッション前はフル・リカバリまで持っていく必要はない。なんで屋外って言ってるのかはよくわからず。
 
・(3)次に、"グリコーゲン・ライド" 1h30m~2h20mの間の長さで、コンディションに応じて長さは変えてよい。「同行者がいても容易におしゃべりはできない強度」「ラスト20分はどんどんきつくなる感じ」・・・まぁSSTって意味かな。このライドの前は"ある程度"リカバリしてから、だそうです。

この(3)の中に、SFR系のトレーニングを組み込んでもいいそうです。オブリーさんは筋力は必要だと考えていますが、厳密に科学的な意味での最大筋力というか、バイクのペダリングで発生できるフォースという意味で。上記の通りオブリーさんはスペシッフィック主義なので、筋トレはジムではなくオン・バイクで、という考え方。
 SFRは・・・科学的には効果が不明*1だが、なんか効くらしくて、皆やっているという謎トレーニングの代表ですね。オブリーさんの経験知では「効果あり」という感触なんですかね。やっぱ看過しない方がいいのかも。

*1: SFRは代謝的負荷は大したことがない。そもそもサイクリングではフォースでパワーが制約されることは有り得ないとされている。数秒オーダーでは効きそう、という程度。でもTT専門なオブリーさんは経験知の世界でイイかも、と言っとる訳ですね~

・(4)周期の始まりはターゲットイベントの長さに応じたTTで。もし4kmがターゲットイベントなら、まず4km TTを周期の最初に置く。それから(1)、(2)をやる。(3)はやらなくてよい。
 →ということは、オブリーさんはL5インターバルのようなことは1hアワーレコードではやってなかったんですかね。

・(5)(3)のライドの後は、4~5日リカバリ!だそうです。走るなら100bpm以下のリカバリライドとか。完全なワーク・ハード、レスト・ハードですね。もし金曜が(1)TTだとすると、土曜に(2)ちょっと弱いTT、日曜に(3)2h前後のSST、月・火・水・木はノーライドかリカバリライド?
 あるいは木曜(1)TT、金曜(2)弱TT 土曜にレストして 日曜(3)2h SST、月・火・水・木 リカバリ、次は周期がずれて金曜(1)TT, ...
のような感じでしょうか。
 ここまでの記述を読むと、リカバリの具合によって(ミクロサイクルの)周期の開始日を変えていて、周期の長さも固定してないんでしょうね。(1)TTの前にはフル・リカバリしてないといけないし、1章に書いてある通り、フル・リカバリまでの期間はマチマチのようだから。
 

今日はとりあえずここまで。
00:14  |  未分類  |  トラックバック(0)  |  コメント(2)  |  記事編集

Comment

ずいぶん古いハナシで恐縮ですが、
http://tarmac2006.blog103.fc2.com/blog-entry-168.html
でオブリ-さんの記事を取り上げておられましたよね。

中でも
>・HRMもサイコンも使わなかった。私は「大脳皮質」という、最高のフィードバックシステムを持っているからだ(→RPEに従うということか?)。

という一節が当時からとても印象に残っていました。
ある意味ソコ(脳)がオブリーさんの本質なのかなあと。

僕ら凡人はソコが信用ならないからPMやらなんやらに頼っちゃうんだけど。

安価白 |  2012.01.27(金) 12:45 | URL |  【編集】

Re: 安価白マスター

そうそう。しかし今回の本では、週一TTでの、インドアトレーナーでのスピード記録を正確に記録せよとありました。HRMについては、リカバリ・ライドで強度を制限するためにのみ使うそうです。

まあ練習の基本がオール・アウト系なんで…あくまで記録として、停滞や悪化が起きていないか、また定量的目標設定として、何かあればいいのでしょう。

パワーメーターの無いころから、工夫してパワーメーターなしで正確に定量的なパフォーマンスを測定していたから、パワーメーターは必要ないだけかも。


> ずいぶん古いハナシで恐縮ですが、
> http://tarmac2006.blog103.fc2.com/blog-entry-168.html
> でオブリ-さんの記事を取り上げておられましたよね。
>
> 中でも
> >・HRMもサイコンも使わなかった。私は「大脳皮質」という、最高のフィードバックシステムを持っているからだ(→RPEに従うということか?)。
>
> という一節が当時からとても印象に残っていました。
> ある意味ソコ(脳)がオブリーさんの本質なのかなあと。
>
> 僕ら凡人はソコが信用ならないからPMやらなんやらに頼っちゃうんだけど。

tarmac |  2012.01.27(金) 21:16 | URL |  【編集】

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