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2011.01.31 (Mon)

Quarqゼロオフセット疑惑

一般に温度にセンシティブと言われるQuarqですが、どうやら初期のエージングフェーズを経過すると安定するようです。以下、初期導入からの経過や、注意点とともにまとめます。

Quarqのゼロ-気温データ
温度はEdge800で測定。温度でソート。
-----------------
温度 ゼロトルク(単位[1/32 N-m] ID=Indoor OD=Outdoor)
-2.0℃ -315 <2011/01/30 OD>
04.9℃ -238 <2011/01/22 OD>
06.5℃ -310 <2011/01/30 OD>
11.5℃ -193 <2011/01/22 OD>
14.8℃ -272 <2011/01/28 ID>
15.8℃ -120 <2011/01/22 OD>
15.9℃ -274 <2011/01/26 ID>
15.9℃ -281 <2011/01/27 ID>
17.6℃ -287 <2011/01/28 ID>
17.8℃ -238 <2011/01/26 ID>
18.1℃ -281 <2011/01/28 ID>
18.7℃ -315 <2011/01/30 ID>
20.9℃ -302 <2011/01/31 ID> 
21.6℃ -293 <2011/01/30 ID>
21.8℃ -278 <2011/01/28 ID>
-----------------
温度に対しゼロオフセットがバラバラに見えます。しかし、Quarqは「I'd try to recalibrate if the temp changes more than 20 or 30* F.」と言ってます。℃=(゜F-32)×5/9だから「20~30°Fの変化」 = 「10~15℃の変化」です。その範囲では、ゼロは安定しているはずで、ゼロオフセット不要だと言ってます。しかし、何故か、Quarqは温度にセンシティブって言う人を目にすることが多いです。

トルクを印加すると
トルクを印加すると数字は増える方向になります。例えばペダルに加重しながらゼロをとると-300とかの表示になる。「-」マイナスがついてるのは、その分差っ引くという意味ですね。日本語では風袋引き、英語ではtareっていうアレです。

PTに比べて
なんかPTにくらべてゼロが大きく値が変化しているように見えますが、1)下記の初期フェーズの問題と、2)単にトルク表示値のスケールが32倍に拡大されてる、あと3)PTはトルク表示単位がポンド-インチ[lb-in]であるため。 1 [lb-in] = 0.113 [N-m] です。つまり:

(quarqのトルク表示値で+-3の変化) ≒ (PTのトルク表示値で+-1の変化)

PTのゼロの走行中の変動幅は、室内なら+-1、屋外で気温が変化して5、酷くて10くらいでしょうか? 下述しますが、Quarqも1)エージング後、かつ2)(長時間sleep後の場合)ウェークアップから15~20分経過後ならば、同等レベルの変動範囲になります。

温度に対してゼロオフセットがバラバラ
さて、なんで上記データは1) 温度に対してバラバラなのか?これが問題である。
http://groups.google.com/group/wattage/browse_thread/thread/c407431f429e15bf/847ac8d7c7b06456
この辺によるといろいろ・・・
 1) 初期は55で、使っている内に下振れして、日中に255から355に振れちゃうとか言う人
 2) 2か月で安定してきたとか言う人

俺の場合も、バラバラに見えるのは、まだ安定してないフェーズでの、1)に類似したケースのデータが入っているからのようです。傾向として、ゼロの変動範囲の平均が、日数経過に伴い徐々に(大きい方に)移動していってます。最初は100以下、今は300付近。走るたびにレンジが移動する感じかな。Quarqの人によると初期にこのように振れるのは珍しくないと。いつまでも延々と下に振れていく場合は要注意だそうです。一部、製造を外部委託したバッチでそういうものがあったと言ってます。SRAMの大量発注のやつでしょうね。-3000とか変な数値になるとか。それは不良なんでQuarqにメールしてください。

http://www.quarq.com/forum/thread/83/ここでJimさんがゼロが怪しいときの診断方法をいろいろ語ってます。まぁ、さっさと心配ならさっさとQuarqに聞いた方が早いでしょう。シリアルで不良バッチも目星つくでしょうからね。

エージング完了とともに
ただ、落ち着いてくるとゼロは振れなくなる。俺の固体も、たとえば01/30(日)なんか朝から夜までずっと310付近でした。甘楽那須は-2℃、鬼石は7℃くらいあったはずです。Quarqの言うとおり、収束してきています。1週間前のデータより変動範囲が明らかに小さい。今は、室温で305くらいです。一般に温度にセンシティブと言われるQuarqですが、初期フェーズを経過すると安定するようです。

ゼロオフセット値の正常範囲
Quarqによると、+-500ポイントくらい。

走行中のゼロ変化度合いの目安
Quarqによると、走行中のゼロ変化度合いとしては50ポイント以内。私や上記Wattageの人など、初期に50ポイント以上振れちゃう人は居るようです。

長時間スリープ後、ウェークアップ時のゼロ変化
どうやらQuarqは、ウェークアップ直後とその5分後くらいで、ゼロが10前後移動することがあるようです。(ex. 今、室内で起動直後 293。何もせず、3分後 302。10分後 304。20分後 305。あとは変化見られず。) おそらく電池の化学的特性、起電圧の変化でしょうか。 短時間のスリープの場合はこのようにはなりません。ゼロが落ち着くまで10~20分ほど、重要な測定は待ったほうがよさそうです。まぁこれはPTも同じかな。

タグ : Quarq PT

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